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特別展「桑山玉洲のアトリエ」がオープン!

本日、特別展「桑山玉洲のアトリエ―紀州三大文人画家の一人、その制作現場に迫る―」がオープンしました。

江戸時代の紀州を代表する文人画家の桑山玉洲のアトリエに迫る、初めての展覧会です。

展示会場は、こんな感じです。
アトリエ展初日1(画像をクリックすると拡大します)

和歌山の和歌浦で、廻船業(かいせんぎょう)や両替商を営む家に生まれた桑山玉洲(くわやまぎょくしゅう、1746~99)は、若くして家業を継ぎ、新田開発などを手がけるかたわら、画家を志し、ほぼ独学で絵を学びました。

とりわけ、さまざまな書や絵を集め、それらを通して絵を学んだことが知られています。

近年、その玉洲が集めていた書画が、玉洲とゆかりの深い旧家から発見されました。
また、それとともに、玉洲が使っていた画材道具やハンコも、同じ旧家に数多く伝わっていたのです。

江戸時代の画家が集めていた書画や、画材道具が、これほどまとまって残されている例は、全国的に見ても、きわめて珍しく、貴重な発見となりました。

まさに、画家のアトリエが、そのままの形で残されていたといえるでしょう。

今回の展覧会では、こうして見つかった玉洲のアトリエの品々を、一堂にご紹介しています。


アトリエ展初日2(画像をクリックすると拡大します)
たとえば、玉洲が集めていた書画については、玉洲自身がそれをもとに描いた絵と、並べて展示しているので、両者を比較しながら見ることができます。

これらは、江戸時代の画家が、どのように絵画制作をおこなっていたのかを知る、重要な手がかりにもなるのです。


アトリエ展初日4(画像をクリックすると拡大します)
また、玉洲が使っていた画材道具やハンコなども、できる限り、わかりやすく、ていねいな解説をつけてみました。

これにより、江戸時代の画家が、どのような道具を使っていたのかが、具体的に明らかになるともいえるでしょう。


アトリエ展初日3(画像をクリックすると拡大します)
もちろん、今回発見された資料とともに、従来からよくしられている玉洲の代表作や、襖絵(ふすまえ)などの大作も一堂に公開しています。

玉洲がアトリエで学んだことを、玉洲の画風展開にどのように生かしていったのかも、今回の展覧会の大きな見どころです。


アトリエ展初日5(画像をクリックすると拡大します)
また、子どもたちにも理解しやすいように、展示の見どころを簡単に紹介したキャプションもあわせて置いています。


展示している資料の多くは、近年発見された初公開のものばかりです。

また、会期中には、大幅な展示替えをおこないます。

前期展示は、4月27日(土)~5月12日(日)
後期展示は、5月14日(火)~6月2日(日)


となっています。

ぜひ、この機会を、お見逃しなく。(学芸員 安永拓世)


特別展 桑山玉洲のアトリエ―紀州三大文人画家の一人、その制作現場に迫る―
和歌山県立博物館ウェブサイト

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