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コラム 江戸時代のくらしと活躍した人々(6)

【第6回】和歌山県指定文化財 地方并普請方覚書
                    (じかたならびにふしんかたおぼえがき)

【第6回】地方并普請方覚書(軽)

                        1冊
                     紙本墨書
              江戸時代(18世紀)
              縦24.5? 横17.2?
                      個人蔵

現在の橋本市学文路(かむろ)の庄屋(しょうや)の家に生まれた大畑才蔵(おおはたさいぞう、1642?1720)は、土木工事を得意とし、紀伊藩内で多くの池や用水路の工事に携わりました。特に重要だったのは、宝永4年(1707)に、紀伊藩5代藩主の徳川吉宗(とくがわよしむね、1684?1751)の命で行った小田井(おだい)という用水路の開削工事(かいさくこうじ)です。才蔵は、必要な資材や人員を地区ごとに計算し、同時に工事を始めて工事期間を短縮させまし。また、精度の高い「水盛台(みずもりだい)」という測量器(そくりょうき)を作り、用水路の勾配(こうばい)の測量に利用しました。この冊子(さっし)は、才蔵の子孫が、土木工事の方法などを記した書物で、「水盛台」の作り方や使い方も記されています。


なお、大畑才蔵が作った用水路である小田井については、→小田井めぐり―大畑才蔵の偉業をたずねて―で現地の写真などを含めて、くわしく紹介しています。あわせてご参照ください。(学芸員 安永拓世)

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