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博物館講座開催!

今日は、現在当館で開催中の特別展
「野呂介石―紀州の豊かな山水を描く―」の
博物館講座が開催されました。

昨日の夜あたりからずいぶん寒くなり
今朝もかなり冷え込んだのですが
今日は、NHKの「日曜美術館」アートシーンで
野呂介石展が紹介されたこともあってでしょうか
思っていたよりも多くのご来館者とご参加者に恵まれました。

講座は37人のご参加者がありました。
みなさまお忙しい中、ありがとうございました。
2009-11-29講演会1
2009-11-29講座3 2009-11-29講座2
(会場の風景はこんな感じです)

会期も終わりに近づいてきたというのに
じゅうぶんな講座の準備もできておらず
ギリギリまで発表資料を作っていたのですが
どうにか、間に合って良かったです。

講座では、展覧会の図録にも書かれていない内容や
その後、会期中などのみなさまからのご教示で明らかになった点などを
ご紹介しました。

合計4回の講演会を開催した「野呂介石展」ですが
ようやく今回が最後の講演会でした。
展覧会をまとめるような内容になったかどうかは
とても心もとないのですが
講座が終わると、会場からはいくつか質問もいただきました。

その中には
「介石の画風変遷を大きく分けると
どのようになりますか?」
という根本的で、かつ重要なご質問もいただきました。

図録や展示の構成では
こうした介石の画風展開が
少し分かりにくい章立てになっている点もございますし
また、それらの多くは
今後の大きな課題でもありますが
大きく分けると

1 学習期 (30歳代まで) 稚拙さが残る表現
2 若年期 (40歳代)    玉洲風の山水表現
3 模索期 (50歳代)    表現の模索と玉洲の死
4 確立期 (60歳代)    温雅な介石らしい山水表現の確立
5 大成期 (70歳代)    紀伊藩ゆかりの制作依頼など
6 衰退期 (80歳代)    体力的な衰え

のおよそ6期ほどに分けられるでしょうか?
このうち、学習期と若年期の作例は現状では比較的数が少ないので
作品は、およそ4期に大別できるでしょう。
おおまかですが、以上目安まで。

じゅうぶんなお答えになっているかはわかりませんが
何らかのご参考となれば幸いです。

なお、野呂介石展に関連する講演会は
これで終了です。

今後は、12月5日のミュージアムトークを
残すのみとなりました。

30年ぶりの介石展は
もう間もなく終了です。
ぜひ、この機会をお見逃しなく。(学芸員 安永拓世)


特別展 野呂介石
和歌山県立博物館ウェブサイト
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