平成25年6月12日から14日までの3日間、和歌山市立日進中学校の生徒2人を、職場体験学習として受け入れました。 初日の12日は、博物館に関するレクチャーのあと、館内の各所を見学。収蔵庫では火縄銃や刀の重さも体験してもらい、空調の機械室までまわり、いろいろな人が仕事をしていることを感じてもらいました。 午後は、博物館に日々送られてくる図書の配架作業を行い、急遽開催中の企画展の取材のため新聞記者さんが来館...
「桑山玉洲のアトリエ」展のコラム11回目です。今回のコラムでは、玉洲の菩提寺(ぼだいじ)である和歌浦の宗善寺(そうぜんじ)に残されており、玉洲が集めた書画を貼り付けた「書画貼交屏風(しょがはりまぜびょうぶ)」をご紹介しましょう。 書画貼交屏風 伊藤蘭嵎・池大雅・韓天寿・桑山玉洲ほか筆(しょがはりまぜびょうぶ いとうらんぐう・いけのたいが・かんてんじゅ・くわやまぎょくしゅうほかひつ) 紙本...
本日、6月1日(土)は、13:30から特別展「桑山玉洲のアトリエ―紀州三大文人画家の一人、その制作現場に迫る―」の最後のミュージアムトーク(展示解説)がおこなわれました。団体の方々の入館と重なったため、参加者は50名ほどでした。トークの風景はこんな感じです。 (いずれも画像をクリックすると拡大します)これほど参加者の多いトークを担当するのは初めてのことだったので、文人画の小さな作品の魅力を十分に...
「桑山玉洲のアトリエ」展のコラム10回目です。今回のコラムでは、このたびの展覧会の直前に発見され、白浜の奇勝を描いた資料としても大変貴重な「鉛山勝概図巻」をご紹介しましょう。鉛山勝概図巻 桑山玉洲筆(かなやましょうがいずかん くわやまぎょくしゅうひつ)紙本墨画淡彩 1巻 縦33.3㎝ 横525.9㎝寛政5年(1793) 玉洲48歳 個人蔵この画巻は、ごく最近、新たに発見されたもので、今回が展覧...