博物館の今年の春の特別展桑山玉洲のアトリエ―紀州三大文人画家の一人、その制作現場に迫る―のチラシができあがりました。 チラシ表 チラシ裏(画像をクリックすると拡大します)今回の展覧会は、江戸時代の紀州を代表する文人画家の一人である、桑山玉洲(くわやまぎょくしゅう、1746~99)が、集めた絵や使った画材道具を、玉洲の代表作とともに展示します。会期は平成25年(2013...
コラム 盗難被害を受け、所蔵者不明の文化財-見覚え、ありませんか?- 一体の仏像をご紹介したい。これまで、調査研究がなされていない、新出の作例である。 像高55.8㎝、髪を丸い粒状にあらわし、薄い衣をまとって、豪華な台座に座って光背を背負った如来の像である。両手の親指と人差し指で輪を作っているので、阿弥陀如来であることが分かる。仏像の本体は、基本的には桧の一木から彫り出し、両足や手など体部から飛び出た...
20日(水・祝)、「過去からの警鐘に学び、災害から文化財を守る」というテーマで、博物館講座を行いました。17人の方に参加いただきました。昨春開催した特別展「災害と文化財 ―歴史を語る文化財の保全―」に併せて、昨年5月4日(金・祝)に「先人たちが残してくれた災害の記憶」というテーマで博物館講座を行いましたが、今回の講座では、特別展終了後も当館が行っている「災害の記憶」の共有化の取り組み(災害記念碑や古文書の...