本日(11月27日)は、和歌山県立博物館の運営や活動についてを議論する、博物館協議会が開催されました。博物館協議会では、さまざまな専門分野の協議会委員の方々にお集まりいただき、博物館の事業や運営に関する事業報告や、予算案などについての協議をおこないます。協議会は、毎年1回開催され、この協議会での協議内容や委員の方々のご意見に基づきながら、博物館は事業をすすめていくことになります。今年は、13名の委員の先...
三谷薬師堂の女神坐像-残された鋳造神像の木型- 高野山の開創にまつわる、一つの物語がある。弘法大師空海が密教の道場を造る好地を探して、今の奈良県五條市あたりを歩いていた。そこで出会った狩人(実は狩場明神という神)から、ふさわしい場所として高野の地を教えられた。そこで、高野とその周辺一帯の地主神である丹生明神に、土地を譲ってもらえるようお願いしたところ、丹生明神は快くそれに応じ、自らは鎮守の神となる...
11月14日(水)~16日(金)の3日間、和歌山市立河北中学校の生徒2名が職場体験に来てくれました。初日の朝は雨が降っており、二人とも自転車で来ていたので、びしょ濡れでやって来ました。初日は例の如く、博物館内を探検し、博物館の仕事の内容、様子を見て回ってもらいました。 (定番 火縄銃の重さを体感) (駐車場の下がどうなているのか説明を聞いてます) 午後は、これまた例のごとく、図書入力作業です。感想...
11月8・9日の2日間、和歌山市立高積中学校の生徒2名が職場体験に来てくれました。まずは、エントランス・展示室・2階展示コーナーの見学しました。仏像やお面にとても興味を持ってもらえたので、けっこうじっくりと見て廻りました。次に学芸員などが普段作業をする、裏の部分の見学をしました。展示準備室、写場、収蔵庫、搬入口、警備員室、中央監視室などなどを見て廻りました。午後は、急遽、資料の搬入を手伝ってもらいま...
法福寺の阿弥陀如来像及び二十五菩薩像 西方はるか彼方に、阿弥陀如来が住む極楽浄土がある。そこでは悩みも、苦しみもなく、常にすばらしい音楽が流れ、よい香りが漂っているという。阿弥陀如来への信仰は、死後にこの極楽浄土へと転生することを願うものである。 その極楽浄土へは、どのようにして行けばいいのだろうか。路頭に迷う不安を抱えたままでは、安らかな最期は迎えられない。しかし心配はいらない。阿弥陀如来を信仰...
和歌山県立博物館2階で開催しているスポット展示では、平成24年度は「文化財のウラ、見ませんか?」をテーマとしています。 今回の展示では、屛風のウラ側に注目します。屛風や襖には、表面がゆがんだり、皺〈しわ〉がよったりしないようにするため、絵の裏側に何層にもわたって反古〈ほご〉紙を貼り付けています(これを裏張〈うらばり〉・下張〈したばり〉と呼びます)。上杉謙信と武田信玄が一騎打ちをする場面を描くことで...
10月30日(火)~11月1日(木)の3日間、和歌山市立有功中学校の生徒2名が職場体験に来てくれました。事前訪問の際に、名刺のようなものを作ってきて渡してくれました。学校により色々な取り組みがあるんですね。さて、初日は例の如く館内見学です。博物館の施設内をぐるりとめぐりながら、博物館の仕事の様子をまずは見て知ってもらいました。(紀伊国名所図会を手に取っています) 午後からも例の如く、図書の入力作業。今...