今日は、絵本の読み聞かせ会はなく、第2回目のミュージアムトークのみをおこないました。今回の企画展のミュージアムトークは、通常の時間よりも30分遅く開始することにしているめ、来ていただけるかどうか不安でしたが、10名ほどのかたに参加いただきました。ご家族でお越しのお子さん3名に参加いただけました。うまく説明できたかどうか、昔話をわかってもらえたかどうかは心もとないのですが。。。ありがたいことに、静かに、...
道成寺縁起の異本に日高川草紙というのがあります。「賢学草子」とも呼ばれます。展示解説の時などに聞かれることが多かったので、少し詳しく日高川草紙について紹介させていただきます。まずはあらすじを簡単に紹介しておきます。遠江国橋本(静岡県浜松市)の長者の娘である花姫と、三井寺(滋賀県)の僧である賢学の話です。賢学は、遠江国橋本宿の長者の娘と結ばれる運命にある、と神様から夢のお告げがありました。そこで、実...
企画展「きのくにのむかしばなし」では、展示にあわせて、計6回、絵本の読み聞かせ会(「みる?きく!むかしばなし」)を行います。7月22日(日)に、第1回目の「みる?きく!むかしばなし」を行いました。参加者は10数人、うち小中学生3人でした。まだオープン2日目ということもあり、十分に広報が行き届いてないためか、対象としたお子さんの数は少なく、大人に絵本を読み聞かせることになりました。。。本日は、当館副館長...
紀伊半島を舞台にした有名な物語といえば、やはり道成寺縁起でしょう。道成寺縁起は、日高川町にある道成寺を中心にした安珍と清姫の物語です。今でも600円で宝物と、道成寺縁起を用いた絵解きを拝観することができます。記録によれば、江戸時代では、100文(今の約1000円)で道成寺縁起の開帳が行われていました。道成寺縁起の内容を簡単に記すと次の通りです。安珍は熊野参詣の際には真砂庄司清次の家を定宿にしていました。そこ...
本日、7月16日は、企画展「箱と包みを開いてみれば―文化財の収納法―」の最終日でしたが、博物館の裏方と、博物館での資料の収納方法をご紹介するバックヤードツアーが開催されました。事前予約をおこなってくださった15名を対象に、13:30から15:00まで、約1時間半をかけて、展示室と収蔵庫などをめぐりました。まずは、13:30から14:00で、現在開催中の企画展「箱と包みを開いてみれば」の展示解説を簡単におこなったあと、14:00か...
今回の「箱と包みを開いてみれば―文化財の収納法―」のコラムでは、「昔の本は平置き」について、ご紹介しましょう。日本や中国の昔の本は、典籍(てんせき)と呼ばれます。現在の本のような、かたい表紙や背表紙がないので、立てて置くことができませんでした。そのため、本を平らに置いたまま、積み重ねて置くのが、一般的な収納方法でした。このような典籍をまとめて収納する箱を「函(はこ)」と呼び、函の中には、典籍を積み上...
本日、7月15日は、企画展「箱と包みを開いてみれば―文化財の収納法―」の6回目のミュージアムトーク(展示解説)がおこなわれました。今回が、この企画展でのミュージアムトークの最終回だったこともあり、いつもよりもトークへの参加者は多く、10名ほどでした。トークの風景はこんな感じです。 (画像をクリックすると拡大します)ご参加いただいたみなさま、お忙しい中、お付き合いくださり、ありがとうございました。トーク...
スポット展示 牛玉宝印のウラ会 期 平成24年6月22日(金)〜8月31日(土)会 場 和歌山県立博物館2階スポット展示コーナー開館時間 午前9時30分~午後5時入 館 料 無料(ただし、常設展示室・企画展示室へ入室される場合は入館料が必要) 県立博物館2階で開催しているスポット展示では、平成24年度は「文化財のウラ、見ませんか?」をテーマとしています。今回の展示は、牛玉宝印(ごおうほういん)の裏側に注目...
今回の「箱と包みを開いてみれば―文化財の収納法―」のコラムでは、「大切なことは箱に書く!」について、ご紹介しましょう。前回のコラムで、火災から守った箱についてご紹介しましたが、箱は、外の衝撃から中身を守るだけではありません。箱は、基本的に中身のものとセットで伝わります。そのため、箱に、中身の情報や、中身が大切であると書くことで、それを読む人に、中身の情報や大切さを伝えるという役割を果たしました。この...
本日、7月7日は、七夕まつりに引き続き、企画展「箱と包みを開いてみれば―文化財の収納法―」の5回目のミュージアムトーク(展示解説)がおこなわれました。七夕まつりから引き続きであったこともあり、いつもよりもトークへの参加者は多く、20名ほどでした。トークの風景はこんな感じです。 (画像をクリックすると拡大します)ご参加いただいたみなさま、お忙しい中、お付き合いくださり、ありがとうございました。トーク終...
現在の和歌山県立博物館は、1994年7月8日に建物を一新して、新たにオープンしました。当館では、毎年その記念として、七夕の時期に、和歌山県立博物館友の会主催による「七夕まつり」をおこなっています。今年の「七夕まつり」は、ちょうど七夕の本日7月7日の13:00から開催されました。13:00-15:00は、博物館友の会によるお茶席が設けられ、博物館友の会会員や博物館職員によるお点前がおこなわれました。 朝は激しい雨でしたが、...
今回の「箱と包みを開いてみれば―文化財の収納法―」のコラムでは、「紐(ひも)の結び方がカギ?」について、ご紹介しましょう。茶道で使う茶道具は、陶磁器などのわれものが多いため、中身を割れないようにする工夫として、とりわけ多くの箱や包みに入れられています。(画像をクリックすると拡大します)そうした箱や包みには、たいてい紐がついており、それぞれの箱や包みに入れるたびに、たくさんの紐を結ぶことになります。箱...
7月5日(木)・6日(金)の2日間、和歌山市立西和中学校の生徒2名が職場体験に来てくれました。例のごとく、初日午前は館内見学。 (収蔵庫で火縄銃を持っているところ) (警備員さんから説明を受けているところ)警備員さんも西和中学校出身(大先輩!)ということで、説明にも熱がはいってます。午後からは博物館に送られてくる図書(報告書類)の入力作業。(図書の入力作業)私は別の用事があったため、途中で離れまし...
7月3日(火)・4日(水)の2日間、和歌山市立明和中学校の生徒1名が職場体験に来てくれました。写真の処理を失敗し、今回は写真がありません。すみません。。。初日の午前中は、私が館内の案内をして、博物館の仕事の表側・裏側の両方を知ってもらいました。午後は、博物館に送られてくる図書類の入力作業、また入力した図書を書庫に配架する作業をしてもらいました。「本を読むのが好き」といってましたが、少し専門的な本だ...
近大姫路大学と神戸大学の二人の先生と共同で、海南市域から白浜町域までの地震・津波にかかわる記念碑の所在確認調査を行いました。地震・津波碑一覧に追加しました。(主任学芸員 前田正明)災害記念碑一覧...
本日、7月1日は、企画展「箱と包みを開いてみれば―文化財の収納法―」の4回目のミュージアムトーク(展示解説)がおこなわれました。ここのところ、朝から不安定な天気で、激しい雨が降った時間もありましたが、お昼前からは晴れたり曇ったり…。トーク直前には、晴れ間もみえ、トークへの参加者は、7名ほどでした。例の通り、質問に受け答えしながらの、ゆったりとしたトークとなりました。トークの風景はこんな感じです。 (画...