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コラム「肩書きを示すハンコ」

今回は、紀伊藩10代藩主の徳川治宝(とくがわはるとみ、1771-1852)が使用したハンコの中から、肩書きを示すハンコについてご紹介しましょう。紀伊藩10代藩主の徳川治宝は、さまざまな文化に高い関心を示した藩主で、偕楽園焼(かいらくえんやき)などの御庭焼(おにわやき)を焼かせたことで有名ですが、みずから書や絵も制作しました。そうした治宝の作品には、多種多様なハンコが使われ、なかには、治宝の官位(官職や位階)の...

コラム「桑山玉洲のハンコと、玉洲旧蔵の中国絵画」

今からちょうど1年前、平成22年(2010)12月24日。ある個人宅に所蔵されている美術工芸品を調査していた際に、江戸時代の和歌山を代表する文人画家である桑山玉洲(くわやまぎょくしゅう、1746-99)が使用していたハンコが見つかりました。桑山玉洲・桑山家使用印 個人蔵この玉洲の使用印は、約45年前に、旧和歌山県立美術館で開催された「桑山玉洲展」に出陳されて以後、長く展覧会などには出陳されてこなかったものです。その意...

ハンコの基礎知識「ハンコの文字と呼び方」

今回の「ハンコの基礎知識」は、ハンコに文字をあらわす方法と、その呼び方についてご紹介したいと思います。ハンコに文字をあらわす方法は、大きく分けて、次の二種類があります。①陰文(いんぶん)ハンコの文字の部分をへこましてあらわす方法です。「陰」には、「へこんでいる、凹(おう)になっている」という意味があります。「文章(文字)」の部分が「へこんでいる」ので、「陰文」です。ハンコを押すと、「文章(文字)」...

コラム「出身地を示すハンコ」

今回は、書や絵に押されたハンコのうち、出身地を示すハンコについてご紹介しましょう。江戸時代に入り、ハンコが広く普及すると、ハンコへの関心も高まりました。その結果、中国文化にくわしい文人たちが、本場中国のハンコ文化を積極的に取り入れ、書や絵にハンコを押して、制作者を示すようになったのです。こうした書や絵のハンコにも、いくつかのルールがありました。くわしくは、ハンコの基礎知識「ハンコが押される位置とそ...

柄鏡と吉祥文-戦災を乗り越えた幸せの文様-

和歌山県立博物館友の会マイミュージアムギャラリー第28回展示 「柄鏡と吉祥文-戦災を乗り越えた幸せの文様-」【出 陳 者】 梅原 喜美子【展示期間】 平成23年12月24日(土)~3月24日(土)【出陳資料】 柄鏡(えかがみ) 3面  江戸時代(19世紀)【資料をめぐる思い出】「私の家はもとは商家で、おじいさんのころまで和歌山城下に住んでいましたが、戦災で焼け、住まいも移りました。 この三面の柄鏡は、戦災で家が焼け...

ハンコの基礎知識「ハンコが押される位置とその区別」

ハンコにあらわされている文字は、慣れないと、なかなか読みにくいものです。今回は、「ハンコって何?」の展覧会にあわせて、「ハンコの基礎知識」と題して、ハンコの文字を読むためのちょっとした豆知識やポイントを少し解説してみたいと思います。まず、最初は、書や絵に押されるハンコが、押される場所や用途に応じて、いくつかのルールや区別があったということをご紹介しましょう。書や絵に押されるハンコは、大きく分けて、...

県立和歌山工業高校が作ったさわれるレプリカ、鹿児島で展示

 2011年12月16日、17日に、鹿児島県民交流センター他を会場にして開催された、第21回全国産業教育フェア鹿児島大会で、専門高校等で学ぶ全国の高校生が実習・課題研究等において製作した作品を展示する「作品展示」の部に、当館と和歌山県立和歌山工業高校産業デザイン科が協力して作ったレプリカが出品されました。  会場で対応された和歌山工業高校・武本先生によりますと、「工業のほかにも農業、商業、水産、家庭、看護、情...

ミュージアムトーク2回目(ハンコって何?)

本日、12月17日は、企画展「ハンコって何?」の2回目のミュージアムトーク(展示解説)がおこなわれました。今日は、朝からとても寒い日でしたが、そんな寒い中、7名の方々がトークに参加してくださいました。トークの風景はこんな感じです。 今日のトークには、和歌山新報の記者の方もご参加いただき、トーク終了後には、記者の方が参加者へ取材をしておられました。みなさま、トークへのご参加、および取材へのご協力、まこと...

コラム「徳川家康のハンコ」

今回は、古文書(こもんじょ)に押されたハンコについてご紹介しましょう。古い時代の日本におけるハンコは、中国の影響でもたらされ、国や地域の公文書に公印(こういん)として押されました。そのため、文書が改変されたりしないように、文字が書かれた部分全てにハンコを押した例もあります。しかし、こうしたハンコは公式の場で用いられる特別なものであったため、一般にはあまり普及せず、個人がハンコを持ったり使ったりする...

ミュージアムトーク1回目(ハンコって何?)

本日、12月11日は、企画展「ハンコって何?」のミュージアムトーク(展示解説)がおこなわれました。お昼前からは少し暖かくなりましたが、いずれにせよ寒い日だったということもあり、トークへの参加者は3名でした。展示の準備も何かとバタバタで、展覧会も昨日オープンしたばかりでしたので、担当者としても、何を話したらよいものか、試行錯誤しながらのトークとなりました…。トークの風景はこんな感じです。  みなさま、お...

企画展「ハンコって何?」がオープンしました

本日、企画展「ハンコって何?」がオープンしました。わたしたちが、日ごろ何気なく使っているハンコ(=印章)が、日本の歴史や美術工芸の中でどのように使われてきたのかを見てみようという展覧会です。展示会場は、こんな感じです。(画像をクリックすると拡大します)博物館に収蔵されている資料を、ハンコに注目して展示する、初めての試みです。実際に残されているハンコ自体だけではなく、書や絵や陶磁器に押されたハンコも紹...

スポット展示「紀伊徳川家と熊野本宮大社」

 県立博物館では、博物館の所蔵品を、より多くのみなさまに、広く知っていただきたいという目的から、2階に「スポット展示」というコーナーを設け、館蔵品を数点取り上げた展示を行っています。このスポット展示は、無料でご覧いただけます。 今年度は「ちょっとだけ《江戸時代》を知ろう」と題して、城下町和歌山の様子がわかる資料、藩主であった紀伊徳川家やその家臣たちにかかわる資料などから、270年ほど続いた「江戸時代」...

博物館講座(野上八幡)

第2回目の博物館講座を開催しました。坂本が「野上八幡宮の歴史と文化」と題して、野上八幡宮・野上荘の歴史を紹介させていただきました。   約100人のかたにお集まりいただきました。ありがとうございます。半分は、紀美野町から特別にバスを準備して見に来ていただいたかたがたです。地元のかたがたにこれだけ興味を持っていただけて、非常にありがたいかぎりです。講座の内容については、これまではどちらかといえば、神野...

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