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子ども向けミュージアムトーク(最終回)が行われました

 今日は、6回目(最後)のミュージアムトーク(展示解説)を行いました。 突然の雷雨でしたが、7人集まってくれました。 夏休みも終盤となり、子どもたちの姿が少し減ってきましたが、保育園児から、中学生、大学生、年配の方までバラエティに富んで楽しく会話しながら行いました。  参勤交代では、紀伊藩の参勤交代を具体的にお話ししながら(日数、ルート、行列の数など)、展示資料をみていただきました。 展示の作品の一...

和歌山県立博物館施設活性化事業(1)

 2011年8月24日、和歌山県立博物館会議室で、和歌山県立博物館施設活性化事業実行委員会が開催されました。 これは、文化庁の補助事業である平成23年度文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業のうちミュージアム活性化支援事業として採択されたもので、和歌山県立博物館と和歌山県立紀伊風土記の丘のそれぞれで、施設の活性化のための事業を執り行うものです(事業費総額800万円、和歌山県博分事業費480万円)。 会議は、...

コラム5(お城と城下町の話)

和歌山の城下町はどのようにしてできあがったの?      (紀州和歌山大絵図) 今回は、和歌山城を中心に作られた城下町について考えてみましょう。 1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦い後、浅野氏が入国すると、本格的な町が作られます。最初は和歌川から西側に町が作られました。徳川氏が入国してからは、和歌川の東側へ北新町・新町が作られて、城下町が拡大していきます。 城下町は武士の住む武家屋敷町(白色で、名前が記...

子ども向けミュージアムトーク(5回目)が行われました

 今日は、5回目のミュージアムトーク(展示解説)を行い、子どもさんから年配の方まで、36人集まってくれました。   今日は、和歌山の歴史を、絵図や発掘された遺物、写真パネルなどからお話しさせていただきました。さらに、今回はあまり触れていませんが、城内に残されている石垣に使われた石の種類や組み方、一部の石垣にみられる「刻印」というマークからも、石垣が築かれた時期がわかることなどをお話しさせていただきま...

コラム4(お城と城下町の話)

和歌山城ができるまでの和歌山の町は?                                      (画像をクリックすると拡大します) (湊から三の丸周辺)      (内町から三の丸周辺) (いずれも、和歌山城下町絵図の部分) 和歌山城が建っている辺りは、平安時代(今から約1000年前)には「吹上浜」と呼ばれた砂浜で、そこにポツンと岩山があるくらいだったといわれています。つまり、人が住む...

子ども向けミュージアムトーク(4回目)が行われました

今日は、4回目のミュージアムトーク(展示解説)を行い、35人ほど集まってくれました。  今日は、子どもたちに、江戸時代の和歌山と現在の和歌山で変わっている所、変わっていない所を、絵図で考えてもらいました。参考にしてもらおうと、企画展示室を入ってすぐ左側に、江戸時代の和歌山城下町の絵図(コピー)と、現在の様子がわかる、和歌山市の都市計画図とを壁に貼り付けています。 展示の作品の一つを紹介しましょう。 ...

スポット展示「御付人」と呼ばれた家臣 -芦川氏-

 県立博物館では、博物館の所蔵品を、より多くのみなさまに、広く知っていただきたいという目的から、2階に「スポット展示」というコーナーを設け、館蔵品を数点取り上げた展示を行っています。このスポット展示は、無料でご覧いただけます。 今年度は「ちょっとだけ《江戸時代》を知ろう」と題して、城下町和歌山の様子がわかる資料、藩主であった紀伊徳川家やその家臣たちにかかわる資料などから、270年ほど続いた「江戸時代」...

コラム3(お城と城下町の話)

和歌山城の天守閣は火災にあっていないの?  (画像をクリックすると拡大します) (岡口御門からみた天守閣)  (大手御門からみた天守閣)      (いずれも、『紀伊国名所図会』から抜粋) これまで、和歌山城の天守閣は2度火災にあっています。 1回目は、1846年(弘化3年)の7月26日で、今から165年前のことです。 町の大年寄(今の連合自治会長にあたる)の人が書いた「御用留」(ごようどめ)という記録のなか...

子ども向けミュージアムトーク(3回目)が行われました

 今日は、3回目のミュージアムトーク(展示解説)を行いました。 今日は30人ほど集まってくれましたが、ほとんどが大人の方でした。  2枚の絵図から、和歌山城や城下町の成り立ちを少し詳しくお話しさせていただきました。 参勤交代のコーナーでは、紀伊藩の参勤交代の様子をお話しさせていただきましたが、交通手段の発達した現在において、当時の様子をイメージとしてもつのは難しいようです。展示にもう少し工夫がいるなと...

おじいちゃんの本は、ぼくの未来を変える。

和歌山県立博物館友の会マイミュージアムギャラリー第26回展示 「おじいちゃんの本は、ぼくの未来を変える。」【出 陳 者】 脇田 剛毅【展示期間】 平成23年8月7日(日)~10月28日(金)【出陳資料】 『三国志』(吉川英治著、講談社、昭和41年)【資料をめぐる思い出】「中学1年のとき、祖父から「いいものをやる。」と、一本の電話がかかってきました。それは吉川英治の『三国志』でした。少し前に、子ども向けの三国志の小...

コラム2(お城と城下町の話)

「お城」って何をするところ?   (画像をクリックすると拡大します)(手取城復原模型)        (「欠作町より御城内迄の図」に描かれた和歌山城) 和歌山城のように、平地に建っている城を「平城」(ひらじろ)といいます。これに対して、山の地形を利用して、山頂や尾根筋などに建てられた城は「山城」(やまじろ)といいます。 和歌山城が造られる前の戦国時代までの武士は、平時はふもとにある居館に住み、戦時...

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