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仮面の世界へご招待(4) 展示する資料

展示する資料登髭(のぼりひげ) 桃山?江戸時代 紀州東照宮所蔵空吹(うそふき) 室町?桃山時代 紀州東照宮所蔵若い女(わかいおんな) 天下一友閑(出目満庸)作 江戸時代 紀州東照宮所蔵猿(さる) 方廣作銘 室町時代 紀州東照宮所蔵笑尉(わらいじょう) 方廣作銘 室町時代 紀州東照宮所蔵土製仮面(どせいかめん) 大阪府和泉市仏並遺跡出土 縄文時代後期 大阪府文化財センター保管 左/着色したレプリカ仮面...

仮面の世界へご招待(3)盲学校の生徒が作った土製仮面

土製仮面作製のようす 和歌山県立和歌山盲学校の生徒のみなさんに、仮面のことを身近に感じてもらうために、美術の授業を利用して、縄文時代の遺跡から出土した土製仮面をモデルにして土製仮面を作ってもらいました。 11月30日、生徒のみなさんが学校で作った粘土製の土製仮面を、和歌山県立紀伊風土記の丘の園内に運び、野焼きによる焼成を行いました。  まずはおこした火のまわりに仮面をならべ、焼成の際に割れないよう、乾...

仮面の世界へご招待(2)レプリカ仮面の作製

レプリカの仮面の作製方法について 和歌祭・面掛行列で使用されてきた仮面は、和歌山県指定文化財に指定されています。これらの仮面のレプリカを作製するにあたっては、資料を破損させないことがなにより重要です。 今回、和歌山県立和歌山工業高校産業デザイン課の全面的な協力をえて、三次元レーザー測量による非接触のデータ測定とデータの修正、ABS樹脂を用いた立体プリンターによる形成という方法を取ることで、耐久性も兼...

仮面の世界へご招待(1)

 和歌山県立博物館では、ロビー展「仮面の世界へご招待―さわって学ぶ和歌祭―」を、1月15日(土)から2月27日(日)まで開催します。 はるか昔からお祭りや芸能で使われてきた仮面。和歌山にも仮面をかぶった人が登場する、和歌祭(わかまつり)というお祭りがあります。 和歌祭は、毎年春に東照宮(和歌山市和歌浦)で行われます。今回のロビー展では、この和歌祭の面掛行列(めんかけぎょうれつ)で使われてきた、古い仮面を...

新編道成寺縁起への道(最終回)

 2010年12月12日、企画展「『文化財』の基礎知識―緊急アピール・文化財の盗難多発中!」の関連イベントとして、「和歌山大学学生が作製した新編道成寺縁起発表会」を開催いたしました。 この新編道成寺縁起作りの経緯と経過については、これまでに5回に渡って報告してきました。 →新編道成寺縁起作りのこれまで 1000年にわたって語り継がれてきた道成寺縁起に学び、それを本歌としながら、現代的な課題を取り上げて新編道成寺...

文化財盗難は人々の歴史奪う犯罪

 左:盗まれた千光寺千手観音立像 右:千光寺本堂  平成22年9月9日、橋本市高野口町上中の千光寺で、本尊の千手観音立像が盗まれていることがわかった。像高104.5cmの大きさで、平安時代の末頃、今から800年ほど前に作られた仏像であり、橋本市指定文化財に指定されていた。 千光寺は集落のはずれにあって夜間は人気がなく、入り口は施錠されていたが壊されていた。人目のつかない進入路があって本堂脇まで車で乗り入れられ...

スポット展示「雪を待つ」

博物館の所蔵品のなかから数点を取り上げて、約1か月ごとのテーマに合わせて無料で公開する「スポット展示 季節のしつらい」。今年(2010年)の5月からスタートしたスポット展示については→こちらをご参照ください。8回目の今回のテーマは雪を待つ【会期:2010年12月7日(火)?2011年1月5日(水)】(画像をクリックすると拡大します) 気がつけば12月。今年も間もなく終わりです。年末年始の準備に忙しい時期ですが、暦(こよみ...

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