和歌山大学地域コミュニケータ論受講生とのコラボで作る、新編道成寺縁起絵巻。受講生たちは海津教授の引率で7月11日に道成寺を訪れ、絵解きの実演を拝聴してきました。 それを受けて7月29日、各自に課していた新編道成寺縁起のプロット作りレポートの内容をもとに、受講生に「恋愛問題班」「環境問題班」「いのちの問題班」「学校問題班」の4つの班に分かれてもらいました。 早速各班で、それぞれのメインテーマに即して、道...
博物館のエントランスでは、博物館で現在開催中の夏休み子ども向け企画展「江戸時代のくらしと活躍した人々」にあわせて、体験コーナーとして、複製のよろいを自由に着てみることができる「よろいを着てみよう」を開催しています。(画像をクリックすると拡大します)実際のよろいよりも、軽く作ってありますので、子どもたちにもぴったりです。よろいを着てみると、こんな感じになります。(画像をクリックすると拡大します)今回...
7月27日から29日までの3日間、高校生のインターンシップ(就業体験)の一環として、貴志川高等学校の2年生1名と、青陵高等学校の3年生1名との計2名が、博物館のしごとをお手伝いしてくれました。このインターンシップとは、各学校において、学校での学習と職業との関係を理解し、望ましい職業観・勤労観やコミュニケーション能力の育成などを目的に実施されているもので、中学生の職場体験などと同様のものです。まず、1日目の午前...
本日は、オープン初日ですが、「江戸時代のくらしと活躍した人々」展の、はじめてのミュージアムトーク(展示解説)を開催しました。今回のミュージアムトークは、展示の内容に合わせて、子ども向けです。担当者としても、子ども向けのミュージアムトークというのは、はじめての試みでしたので、はたして子どもたちに参加していただけるのかと心配したのですが、意外にも、子どもたちを中心に30名ほどの方々にご参加いただき、正直...
本日、夏休み子ども向け企画展「江戸時代のくらしと活躍した人々」がオープンしました。今回の企画展は、ちょうど夏休み期間と重なることもあり、「江戸時代」をテーマに、子どもと大人が一緒に楽しめるよう工夫しました。展示では、おもに中学校の歴史の教科書に登場する人物や事がらに注目し、残された歴史資料にわかりやすい解説を加えながら、和歌山を中心とした江戸時代のくらしや、和歌山で活躍した人々を紹介しています。展...
(6)和歌山県指定文化財柳に烏図 長沢芦雪筆やなぎにからすず ながさわろせつひつ) 1幅江戸時代 天明7年(1787) 高山寺蔵 画面左上から細長く垂れ下がった柳の枝に、1羽の烏がとまる。一気に描かれた小品ではあるが、柳の芽吹きや烏のくちばしの毛羽立ちなどの繊細な表現も忘れていない。同じ田辺・高山寺所蔵の「寒山拾得図(かんざんじっとくず)」(県指定文化財)のように、高山寺の古記録に記されているわけではないが、芦...
5月からはじまった「スポット展示 季節のしつらい」。スポット展示については→こちらをご参照ください。3回目の今回のテーマは過ぎゆく夏【会期:2010年7月11日(日)?8月7日(土)】(画像をクリックすると拡大します) 現在の暦(太陽暦(たいようれき))の7月は、梅雨(つゆ)も終わってようやく夏本番という感じですが、旧暦(太陰暦(たいいんれき))では6月に相当するため、実は晩夏(ばんか)、すなわち夏も終わりに向...
(5)和歌山県指定文化財 四睡図 長沢芦雪筆(しすいず ながさわろせつひつ)1幅江戸時代 天明7年(1787) 草堂寺蔵 草堂寺には障壁画(しょうへきが)以外に、掛軸の芦雪の作品も残されている。四睡図は、中国・唐代の僧・豊干(ぶかん)禅師、禅師の弟子となった仙人の寒山(かんざん)と拾得(じっとく)、そして虎の4者がともに眠り、禅の悟りの境地をあらわす画題である。それぞれの表情には生気が宿り、画面全体にのどかな雰囲気も...
現在の和歌山県立博物館は、1994年7月8日に建物を一新して、新たにオープンしました。当館では、毎年その記念として、七夕の頃の日曜日に、和歌山県立博物館友の会主催による「七夕まつり」をおこなっています。今年の「七夕まつり」は、本日7月4日の13:00から開催されました。13:00?15:00は、博物館友の会によるお茶席が設けられ、 博物館友の会会員や博物館職員によるお点前がおこなわれました。 幸い、天候にもめぐまれ、お...
(4)重要文化財 竹鶴図襖 長沢芦雪筆(ちくかくずふすま ながさわろせつひつ) 6面のうち江戸時代 天明7年(1787) 草堂寺蔵 草堂寺本堂の左奥に位置する、下間(げかん)一之間の襖に描かれた作品で、部屋の構造に合わせて、右4面と左2面をL字形に配置していた。余白を多くとり、右3面に様々な姿をみせる鶴を描き、左端の1面にしなやかな篠竹を置く。大きく描かれた鶴は、写実的な表現であるが、真正面に頭を向けた姿勢な...