和歌山市立貴志中学校の2年生の生徒2名が、5月26日から28日までの3日間、正しい職業観や勤労観を養うことを目的におこなわれている職場体験学習の一環として、博物館のしごとをお手伝いしてくれました。 1日目は、博物館の裏側までじっくり見学。 2日目は、博物館に送られてくる図録や紀要といった図書類の整理と、博物館に収蔵されている資料の整理。 3日目は、収蔵庫や写場の掃除のあと、 受付・ミュージアムショップ・監視な...
□■展示解説、続々と■□ 今日は(財)和歌山県文化財保護協会の皆さん、約50人にご来館いただき、ホールでの講演と展示会場での解説を行いました。展示解説には、会場にいらっしゃったお客様もご参加いただきましたので、60?70人の人・人・人、という状況になりました。大人数の方々に楽しんで頂けるよう、なんとか解説内容を工夫しながら、仏像の移動や、仏像が語りかける物語、そして守り伝えてきた人々の歴史などに思いを馳せて...
□■講演会「明恵上人と動物彫刻」開催■□ 5月16日、当館館長が講師を務めて講演会「明恵上人と動物彫刻」を開催し、43名のお客様にお越し頂きました。特別展で有田川町や有田市の仏像を多数取り上げていますが、講演会ではそのつながりで、有田地域出身の高僧・明恵上人の周辺で作られた特殊な動物彫刻の造形とその意義についてお話いたしました。 講演のあとは、展覧会会場で展示解説。こちらも多数のお客様にご参加いただきまし...
このたび、博物館では、博物館の所蔵品を、より多くのみなさまに、広く知っていただきたいという目的から、2階に「スポット展示」というコーナーを設け、館蔵品を数点取り上げた展示をはじめました。 平成22年度は、「季節のしつらい」と題して、季節にまつわる言葉や、各月の特別な呼び方(異名)などとともに、四季折々の動植物や風物詩を題材とした資料を展示します。 約1か月から2か月ごとに、展示替えをおこなう予定です...
「移動した童子像」 有田郡有田川町粟生の吉祥寺に、重要文化財に指定される不動明王及二童子立像(平安時代)が伝わる。不動明王像は一般的な表現であるが、二童子立像は頭部両脇に耳豆良を結い、袍を着て沓を履いた姿で、その姿は通常の不動明王の眷属像とは大きく異なる。像高も中尊像と比べて小さい。現状の組み合わせは、どうやら本来のものではないらしい。 日本において童子像は、人と神仏との間を介在し、聖俗をつなぐ役...
□■第1回・第2回のミュージアムトーク■□ 連休中の5月4日、5日に、ミュージアムトークを行いました。4日にはテレビ和歌山さんが取材をしてくれる中(展示解説でカメラが入るのは結構珍しいです。ありがとうございます)、45名のお客様がご参加下さいました。仏像の移動というテーマの話しだけでなく、仏像の基礎知識についてもお話しすることで、分かりやすかったというご感想を頂きました。 翌5日には、テレビ和歌山のニ...