企画展「絵図をよむ2」が始まって2週間。今日は3回目の展示解説を行いました。最初のコーナーは、「和歌山城下町」です。ここでは、全国有数の人口を誇った江戸時代の和歌山城下町をご覧いただきます。絵図をよく見ると、武士が住む場所(武家町)には居住者である武士の名前が記されています。ガラス越しではなかなか見にくいようですが。目をこらしてご覧になる方も。 (画像をクリックすると拡大します) でもよく見る...
1月31日より開催されていた企画展「根来寺の“内”と“外”」の会期も残すところ、あと1日となりました。今日は、和歌山大学の学生によるボランティアガイドの6回目で、2名の学生が約10人のお客様に展示品の解説を行いました。2人とも今日が初めてのガイドというわけではなかったので、緊張の度合いも多少はやわらいでいるように見えましたが、それでも内心のプレッシャーは相当あったみたいです。とくに、何人かのお客さんが前...
(画像クリックで拡大)紀州和歌山大絵図 一舗150.0?×93.8? 江戸時代(19世紀)和歌山県立博物館蔵 江戸時代後期の和歌山城下を描いた絵図。凡例から、天保10年(1839)に亀井氏が所蔵していた絵図を写したものとわかります。家老屋敷の「安藤祐之進」・「水野対馬守」の記述と天保3年に竣工した「湊御殿」の描写があることから、天保5年から6年までの景観を描いたものと推定できます。軍事的理由で城内は描かれず、空白...
おっ、禅僧の墨跡(ぼくせき)?それとも相田みつを?いえいえ、博物館に隣接する、和歌山市立岡山幼稚園の園児の「墨跡」です。年長組(5歳児)の園児たちが、自分たちで漉いた紙に名前の一字を書いた力作を、現在博物館ロビーに展示しています。3月10日まで。ご家族のみなさま、関係者のみなさま、どうぞ博物館に足をお運び下さい。(学芸員大河内智之)→和歌山県立博物館ウェブサイト...