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企画展 古文書が語る紀州の歴史

企画展「古文書が語る紀州の歴史」のコンテンツ公開が少し遅れておりますので、博物館ニュースにまず概要等を掲載します。企画展 古文書が語る紀州の歴史 和歌山県には、高野山や熊野三山などの大寺社に膨大な数の古文書が残され、古代以来の紀州の歴史を解明する史料として、現在、様々な場面で活用されています。しかし、和歌山県内に残された古文書は、これらばかりではありません。県内各地域に点在する中小の寺社や個人宅、...

コラム奇跡の仮面(4) 進化する面掛行列

 画像クリックで拡大します。【子どもを驚かす面掛】進化する面掛行列 和歌祭の面掛行列は、現在百面(ひゃくめん)と呼ばれることが一般的である。この呼び方は近代になって広まったもので、江戸時代では面掛(めんかけ)、仮面被(かめんかぶり)などと呼ばれている。面掛はその呼び名一つとっても、江戸時代とそれ以降とでは異なる点が少なくない。 例えば面掛では飾りを付けた傘を手にするが、しかしこれは江戸時代にはなか...

面掛(百面)、博物館で大あばれ!

本日、8月23日、特別イベント「面掛(百面)が博物館にやってくる!」を開催いたしました。たくさんのお客様にご参加いただき、まことにありがとうございます。 (画像クリックで拡大)まずは展示会場で「奇跡の仮面、大集合!」の展示解説を行い、和歌祭の面掛行列についてお話させていただきました。 (画像クリックで拡大)そしてその後ロビーに移動して、たくさん参加してくれた子どもたちといっしょに、「おーい、ひゃくめー...

面掛(百面)が博物館にやってくる!

 8月23日(土)に行う企画展「奇跡の仮面、大集合!―紀州東照宮・和歌祭の面掛行列―」の展示解説で、博物館にほんものの面掛が登場します。 この面掛(百面)に驚かされると病気をしないといわれ、あちこちで子どもを驚かせている光景は和歌祭の風物詩です。みなさんも面掛に驚いて、暑い夏を吹き飛ばす元気をもらいましょう! 当日は展示解説を1時30分から行います(約20分・入館料必要)。展示解説終了後、博物館ロビーに面...

コラム奇跡の仮面(3) 仮面がつなぐ時と人

 画像クリックで拡大します。【あらたに奉納された仮面45面】仮面がつなぐ時と人 和歌祭の面掛行列は高下駄を履いて賑やかに練り歩くが、結果的に転倒や仮面の落下という事態も起こる。仮面はその都度補修され、色を塗り直され、徐々に仮面本来の情報を失いつつあるのが現状である。そういった状況の中、古い仮面の保存のためにNPO和歌の浦万葉薪能の会と能面文化協会の協力によって新しい仮面が製作、奉納され、その数は現在...

コラム奇跡の仮面(2) 徳川頼宣と面掛

 天下一友閑焼印を持つ能面・小尉(こじょう)画像クリックで拡大します。徳川頼宣と面掛 和歌祭の面掛行列で使用されてきた古い仮面97面には、本来の用途を離れ転用された能・狂言面が53面含まれている。このうち江戸時代製作の能面に限ると31面で、中には「天下一友閑」という焼印がおされたものが7面含まれている。 天下一友閑とは、江戸時代前期の仮面製作者、出目満庸(でめみつやす・??1652)のこと。天下一は優れた職...

コラム奇跡の仮面(1) 面掛行列とは何か

 画像クリックで拡大します。面掛行列とは何か 和歌山市の南、風光明媚な和歌浦には、徳川家康を祭神としてまつる紀州東照宮がある。その春の例大祭は、和歌祭(わかまつり)と呼ばれる。和歌祭では、神輿が社殿から御旅所へと移る際、様々な扮装をこらした多種多様の行列が練り歩くが、その一つが面掛(めんかけ)である。地元では百面(ひゃくめん)という呼び名の方が通りがよい。面掛はその名称の通り仮面を付けて練り歩く仮...

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