紀の川市教育委員会からの依頼で、30日(日)に旧名手宿本陣(紀の川市名手市場641)で行われた名手本陣アカデミーで、「旧名手宿本陣と妹背家」というテーマで講演を行いました。会場は重要文化財の建物で、70人の参加者があり、盛況のうちに終わりました。 講演ではまず、名手地域の地形的環境を確認し、名手地域の中世から近世にかけての歴史を、これまでの研究で明らかになっている点を中心にお話しました。名手地域は、...
昨日(16日)、かつらぎ町移区で「移村の開発と文覚井」というテーマでお話をしました。昨年秋、当館で特別展「紀伊国カセ田荘と文覚井」を開催した折に、区の役員さんから、展示を見に行きたいけれど、見に行けない人もいるので、地元で話をしてくれないかとの依頼を受けて行ったものです。移区は現在23戸だそうですが、参加していただいたのは老若男女合わせて31人でした。紀伊国カセ田荘絵図や文治元年の検田取帳などをもとに、...
今日(30日)は最後のミュージアム・トークを行いました。15人の方にお集まりいただきました。 若いお母さんが一歳にもならない男の子を抱っこしながら、耳を傾けてくれていました。熱心にメモをとる女子学生さんもいました。地元のかつらぎ町から来たという男性もいました。 まさに老若男女、様々な方々に参加いただいた印象に残るトークとなりました。 特別展「紀伊国カセ田荘と文覚井」も明日が最終日になります。 展示...
昨日(24日)、かつらぎ町の笠田ふるさと交流館で、記念講演会が行われました。 講師は、九州大学教授の服部英雄先生で、「紀伊国カセ田庄の歴史と文覚井」という演題で講演していただきました。笠田地域の方々を中心に、85人の方の参加がありました。 服部先生は、聞き取りや現地に残る古文書などの現地調査を重視し、調査成果をもとに歴史的景観の復原を行って来られました。今回の講演会でも、これまで行って来られたカセ田...
今日(17日)13時30分から博物館講座を行い、45人の方の参加がありました。笠田地域からもたくさん来ていただきました。今回のテーマは「カセ田荘の開発と文覚井」です。まず、カセ田荘と文覚井の位置を確認しました。「1 描かれたカセ田荘の景観」では、 中世カセ田荘の村落景観を描いた二枚のカセ田荘絵図(神護寺本と宝来山神社本、いずれも重要文化財)、近世の村落景観を描いた慶安三年賀勢田荘絵図について、描かれてい...