fc2ブログ

Entries

ハンコの基礎知識「ハンコ自体からしか分からないこと」

今回の「ハンコって何?」展の見どころの一つは、書や絵に押された印影(いんえい)としてのハンコと、実際に押す方のハンコ自体を、比較しながら見ることができる点にあります。書や絵に押された印影としてのハンコには、これまで「ハンコの基礎知識」などでご紹介してきたような、さまざまな情報が含まれており、そうした情報に基づいて、押されたハンコに名前をつけたり、区別したりすることができます。また、実際に押す方のハ...

桑山玉洲(くわやまぎょくしゅう)が所蔵していた伊孚九(いふきゅう)の画帖を全画面紹介

今回は、ハンコに直接関係した内容ではありませんが、「ハンコって何?」展で展示している資料のなかに、桑山玉洲の所蔵印が押されている伊孚九(いふきゅう)という中国人画家が描いた画帖があります。この画帖については、以前、この博物館ニュースのコラム「桑山玉洲のハンコと、玉洲旧蔵の中国絵画」でもご紹介しましたが、この画帖はアルバム状になっていることから、展示では全ての画面をお見せすることができません。先日、...

ハンコの基礎知識「篆刻(てんこく)の小宇宙」

今回のハンコの基礎知識は、ハンコを彫る篆刻(てんこく)とは何か?ということについて少しご紹介したいと思います。ハンコの中に使われている文字を読もうとすると、現代のわたしたちからすると、とても読みにくい文字であらわされているのに気づきます。これは、日本のハンコの文字が中国のハンコの文字の影響を強く受けているからです。中国のハンコには、篆書体(てんしょたい)という、漢字の古い書体が使われました。篆書体...

ハンコの基礎知識「ハンコのつまみの装飾」

これまでの「ハンコの基礎知識」では、押されたハンコの読み方など、少し難しい内容が多かったのですが、今回は、ハンコ自体に少し注目してハンコのつまみの装飾について、ご紹介したいと思います。ハンコは、基本的には、印面を押すことが主な目的に作られたものですから、印面にどのような文字や文様をあらわすかということがメインになります。しかし、ハンコが広く普及して、江戸時代の文人たちが使用することによって、ハンコ...

ミュージアムトーク4回目(ハンコって何?)

本日、1月15日は、企画展「ハンコって何?」の4回目のミュージアムトーク(展示解説)がおこなわれました。今日も、寒い日でしたが、今回はいつもよりも多く、18名の方にご参加いただきました。トークの風景はこんな感じです。  ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。今回は、専門的な篆刻家(てんこくか)の先生方が、何名か参加しておられたこともあり、色々と、こちらの展示のいたらない点や、展示の間違...

Appendix

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンター