和歌山大学学生が作成した新編道成寺縁起発表会 平成22年(2010)12月12日(日) 13:30?15:30 主催:和歌山県立博物館 協力:和歌山大学教育学部 会場:和歌山県立近代美術館(博物館となり)2階ホール 安珍・清姫の物語で著名な道成寺縁起。熊野への旅の途中、宿を借りた安珍という僧が清姫に恋(れん)慕(ぼ)され、うそをついて逃げ出したものの、次第に蛇の姿となって追いかける清姫に追いつかれ、道成寺の鐘の中に逃げ込...
11月13日から、企画展「「文化財」の基礎知識―緊急アピール・文化財の盗難多発中!」が始まりました。最初の日曜日の14日、一回目の展示解説を行いました。 この企画展ではまず、文化財とは何かということを有形文化財(絵画・彫刻・工芸品・考古資料・書籍典籍・古文書・歴史資料・建造物)を中心に、資料を通じてお伝えしています。そしてそれら文化財を狙った盗難事件が頻発していることを鑑み、世界遺産熊野古道のシンボル牛...
【熊野古道のシンボル牛馬童子像の切断された頭部】こちら →緊急アピール・文化財の盗難多発中!注目資料(1)【千光寺本堂に散乱していた盗まれた仏像の部品】こちら→緊急アピール・文化財の盗難多発中!注目資料(2)【未だ発見されていない浄妙寺の重文仏像】こちら→緊急アピール・文化財の盗難多発中!注目資料(3)【狙われ盗まれた中津川行者堂の文化財】こちら→緊急アピール・文化財の盗難多発中!注目資料(4)・...
【未だ発見されていない浄妙寺の重文仏像】 浄妙寺本堂(重要文化財・鎌倉時代)にはかつて、鎌倉時代に慶派仏師によって造像された薬師三尊像(重要文化財)とともに、この同様に重要文化財に指定される十二神将立像と、四天王立像(鎌倉時代・江戸時代、未指定)が安置されていました。かつての安置状況を伝える古写真 ところが平成6年(1994)11月18日、この十二神将像のうちの六体が、四天王立像4体とともに盗まれ、現在も...
【千光寺本堂に散乱していた盗まれた仏像の部品】 千光寺本尊千手観音立像(左)と盗難現場に散乱していたその部品(右、今回の展示資料) 平成22年9月9日、橋本市史の編纂事業で、橋本市高野口町上中(かみなか)の集落にある千光(せんこう)寺(じ)の予備調査を行ったところ、本尊の千手観音立像が盗まれていることが判明しました。像高104.5?の仏像で、台座と光背も盗まれていました。 千光寺本堂(左)と堂内のようす(右)。...