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本日10月27日(土)・明日28日(日) 西行学会大会です(美術館2階ホール)。

好評開催中の特別展・西行法師生誕900年記念「西行―紀州に生まれ、紀州をめぐる―」は、
西行学会と和歌山県立博物館との共催です。

本日10月27日(土)と、明日28日(日)は、博物館となり近代美術館2階ホールにて、
西行学会大会が行われます。

申込不要・参加費不要、一般来聴歓迎ですので、ぜひご参加ください。
本日13:00より会場前にて受付開始です。

博物館で実物資料を見て、学会で研究者による最新の知見を聞くことができる、
貴重なチャンスです。この機会にぜひご来館ください。

※美術館ホールの入場可能人数は120人程度です。
ご来館多数の場合、ご着席になれないこともございます。
なにとぞご了承ください。


以下、西行学会ホームページより、大会プログラムを転載します
(http://saigyodensho.web.fc2.com/xi_xing_xue_hui/da_hui.html)。

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平成30年度 西行生誕900年記念 第10回西行学会大会 
(於:和歌山県立近代美術館(博物館となり)2階ホール)

第1日目 10月27日(土) 受付開始 13:00

開会挨拶          13:30 和歌山県立博物館館長  伊東 史朗
公開講演          13:40〜14:50
 西行と紀国、西行くさぐさの歌        東京大学名誉教授   久保田 淳
座談講演          15:10〜16:20
 讃岐の西行―佐佐木幸綱と語る     早稲田大学名誉教授  佐佐木 幸綱
上智大学教授  小林 幸夫
藤女子大学教授   平田 英夫
総会            16:20〜17:00
懇親会           17:30〜19:30
ホテルアバローム紀の国(TEL:073-436-1200)  会費6000円


第2日目 10月28日(日) 受付開始  9:30

研究発表           9:45〜12:00
 『残集』の世界 ―僧形と徳大寺家と―         早稲田大学(院)  穴井 潤
 〈西行〉と読経の声    千葉大学   柴 佳世乃
 福島県双葉郡浪江町の西行伝説 ―『奥相志』の記事から原発事故まで―
         國學院大學(兼)   小堀 光夫
シンポジウム        13:00〜16:40
 テーマ「紀伊半島と西行」            《司会》  名古屋大学   近本 謙介
                            《パネリスト》
   熊野より伊勢へ行く西行        宇津木 言行
   西行の大峯修行の再評価         就実大学   川崎 剛志
  紀伊のなかの西行 ―地域史から捉える人物像― 和歌山県立博物館   坂本 亮太
閉会挨拶 16:45 國學院大學   花部 英雄

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(学芸員 袴田舞)

第47回マイミュージアムギャラリー「「富士見西行」に魅せられて」

和歌山県立博物館マイミュージアムギャラリー
第47回展示 「「富士見西行」に魅せられて」
【出 陳 者】 中西 満義
【展示期間】 平成30年10月13日(土)~11月25日(日)
【出陳資料】 西行置物・皿・漆塗椀・刀装具・絵銭 江戸~大正時代(18~20世紀)


【資料をめぐる思い出】
 「はじめて発表した論文が「西行の『風になびく』歌について-和歌伝統からの『超出』-」というタイトルでした。西行みずからが慈円に「わが第一の自嘆歌」と語ったとされる「風になびく富士の煙の空にきえて行方も知らぬわが思ひかな」という一首について、用語、措辞の考察をとおしてその意義を指摘しました。
 以来、蝸牛の歩みのようではありますが、西行、およびその和歌について考え、駄文を草してきました。その間、西行和歌の到達点を示す「風になびく」歌を核としつつ、いくつかの要素を取り込んで展開した「富士見西行」についても関心を寄せてきました。文芸にとどまらず、絵画、造型にまで及ぶのが特長で、近世期から近代にかけての西行図像を注視していくと、もっとも多様な意匠で表現されたのが「富士見西行」であることが明らかになります。
 「富士見西行」は、文学というジャンルを超えた文化史的な拡がりを有する「西行」を捉えるには恰好の題材と言えます。そして、この意匠は、絵画という平面的な作例だけでなく、大小さまざまな造形物として残されていることも見逃せません。
 このたび、特別展「西行」にあわせて、マイミュージアムギャラリーの場を提供くださることになりました。和歌山県立博物館のご厚意に感謝するとともに、この展示をとおして多くの人々に愛されてきた西行の魅力の一端を感じ取っていただけるなら、これに過ぎたる喜びはありません。」
DSC_6159.jpg
(画像クリックで拡大します)
※特別展図録『西行-紀州に生まれ、紀州をめぐる-』に所収される中西さん執筆のコラム「西行のかたち」もご参照下さい。

「十王図」は毎週展示替をしています。

やっと涼しくなってきました。
はやいもので、企画展「和歌山の文化財を守る」も残り8日です(開館日)。

ところで、和歌山県指定文化財「十王図」(浄教寺蔵)は毎週展示替をしています。
お気づきでしたか?

一度ご覧になった方も、別の場面を見に、ぜひまたお越しください!

企画展「和歌山の文化財を守る」詳細は下記をご覧下さい。
https://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/wakayama-bunkazai-mamoru/frameset.htm

みなさまのご来館をお待ちしております。

(学芸員 袴田)

企画展「和歌山の文化財を守る―仏像盗難防止対策と近年の文化財修理―」について

企画展 和歌山の文化財を守る
―仏像盗難防止対策と近年の文化財修理―

会期:平成30年(2018)9月1日(土)~10月4日(木)

 全国で仏像など文化財が盗まれる事件が多発しています。和歌山県では、平成22年(2010)~23年春にかけての1年間で、約60か所のお寺やお堂から仏像172体などの文化財が盗まれるという、過去に例のない連続文化財盗難被害が発生しています。また昨年から今年にかけても、岩出市、紀の川市、和歌山市で60体を超える仏像が盗まれており、非常事態ともいうべき状況となっています。
 長い間信仰され守られてきた「仏さま」が盗まれる大きな要因は、地域住民の高齢化や人口減少によってお堂や祠の日常的な管理が困難になる中、そうした隙を換金目的の窃盗犯に狙われていることにあります。今もなお、文化財が盗難被害を受ける危険性は高いままであり、人びとの信仰の蓄積と地域の歴史をものがたる大切な文化財を失わないために、ただちに対策を行う必要があります。
 この企画展では新たな被害を防ぐためのアピールとして、実際に盗難被害にあって取り戻された文化財を展示して、身近な寺社や祠堂の防犯対策について紹介するとともに、和歌山県立和歌山工業高等学校・和歌山大学と連携して製作している3Dプリンター製お身代わり仏像を活用した特徴的な防犯対策の事例を紹介します。
 あわせて、近年修理を行って、保存に適した良好な状態を取り戻した文化財(絵画・彫刻・工芸品)を展示し、和歌山県の文化財を未来へ継承していくための取り組みをご紹介します。

■主  催  和歌山県立博物館
■会  期  平成30年9月1日(土)~10月4日(木)
■会  場  和歌山県立博物館(和歌山市吹上1-4-14)  企画展示室
■開館時間 午前9時30分~午後5時 (入館は4時30分まで)
■休 館 日  毎週月曜日(ただし9月17日(月・祝)、9月24日(月・祝)は開館し、9月18日(火)、9月25日(火)は休館)
■入 館 料  一般280円(220円)・大学生170円(140円) ※( )内は20名以上の団体料金
        ※高校生以下、高齢者(65歳以上)、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
■ミュージアムトーク(学芸員による展示解説、各回13:30~14:30)
         9月1日(土)、9月16日(日)、9月30日(日) 

出陳資料一覧
①仏像盗難被害多発中!―取り戻された仏像―
1 十一面観音立像 平安時代 紀の川市・西山観音堂蔵(地蔵寺管理) 紀の川市指定文化財
2 役行者坐像 室町~江戸時代 紀の川市・中津川行者堂蔵 
3 愛染明王坐像 江戸時代 紀の川市・円福寺蔵 
4 弘法大師坐像 江戸時代 紀の川市・円福寺蔵 

②所蔵者不明の盗難被害資料―見覚えありませんか?―
5 阿弥陀如来坐像 1軀 平安時代 和歌山県立博物館保管
6 阿弥陀如来坐像 1軀 室町~江戸時代 和歌山県立博物館保管
7 愛染明王坐像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
8 弁才天坐像 1軀 江戸時代 延宝6年(1678) 和歌山県立博物館保管
9 天部形立像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
10 弘法大師坐像 1軀 江戸時代 享保19年(1734) 和歌山県立博物館保管
11 弘法大師坐像 1軀 江戸時代 寛文5年(1665) 和歌山県立博物館保管
12 滝見観音台座 1基 江戸時代 和歌山県立博物館保管
13 香炉 1口 現代 昭和38年(1963) 和歌山県立博物館保管
14 如来形立像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
15 阿弥陀如来立像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
16 如来形立像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
17 如来形坐像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
18 菩薩形立像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
19 千手観音立像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
20 不動明王立像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管 
21 弘法大師坐像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
22 弘法大師坐像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
23 不動明王厨子・光背・台座 1基 現代 昭和60年(1985) 和歌山県立博物館保管
24 台座部品 1基 江戸時代 和歌山県立博物館保管
25 伏鉦 1口 江戸時代 和歌山県立博物館保管
26 木魚 1口 現代 和歌山県立博物館保管
27 小部品類 18点 江戸時代~現代 和歌山県立博物館保管  

③お身代わり仏像による防犯対策―高校生・大学生が製作した3Dプリンター製仏像―
28 菩薩形坐像 1軀 平安時代 紀の川市・林ヶ峰観音寺蔵 和歌山県指定文化財
29 滝尻金剛童子像 1軀 平安時代 田辺市・滝尻王子宮十郷神社蔵 田辺市指定文化財
30 女神坐像 3軀 鎌倉時代 かつらぎ町・三谷薬師堂蔵 和歌山県指定文化財
31 愛染明王立像 1軀 江戸時代 紀の川市・円福寺蔵
32 薬師如来坐像 1軀 平安時代 紀の川市・薬師寺蔵
33 釈迦如来坐像及び迦葉・阿難立像 3軀 南北朝時代 貞和3年(1347) 海南市・海雲寺蔵
34 仏頭 1点 平安時代 紀の川市・横谷区茶所蔵
35 阿弥陀如来坐像 1軀 平安時代 高野町・花坂観音堂蔵
36 観音菩薩立像 1軀 平安時代 有田川町・下湯川観音堂蔵
※3Dプリンター製の仏像(各原資料と併置) 13点 現代 和歌山県立博物館蔵

④近年の文化財修理の成果
37 十王図 10幅 元、あるいは南北朝時代 有田川町・浄教寺蔵 和歌山県指定文化財  
  ※2幅ずつ1週間ごとに展示替えします
38 刺繍阿弥陀三尊来迎図 1幅 江戸時代 有田川町・浄教寺蔵
39 刺繍如意輪観音像 1幀 江戸時代 貞享4年(1687) 和歌山県立博物館蔵
40 熊野観心十界曼荼羅 1幅 江戸時代 有田川町・牛蓮寺蔵 江戸時代
41 熊野観心十界曼荼羅 1幅 江戸~明治時代 上富田町・観音寺蔵 
42 剣 銘富田宗兵衛安定造之 1口 江戸時代 寛永21年(1644) 紀の川市・熊野神社蔵 
43 風神像(二十八部衆のうち) 1軀 江戸時代 紀の川市・粉河寺蔵

第46回マイミュージアムギャラリー「一筆にかける ―蘭亭序に臨む―」

和歌山県立博物館マイミュージアムギャラリー
第46回展示 「一筆にかける ―蘭亭序に臨む―」
【出 陳 者】 蓬莱 夏野
【展示期間】 平成30年8月11日(土)~9月9日(日)
【出陳資料】 蘭亭序臨書  現代(21世紀)

【資料をめぐる思い出】
 「この掛け軸は、王羲之(おうぎし)の蘭亭序(らんていじょ)を臨書したもので、第21回国際高校生選抜書展に入選しました。高校1年生の秋に大きな作品に初挑戦し、自分の字の癖を消して手本の書に寄せることに苦労しました。大阪市立美術館の展示会では多くの優秀な作品を目にし気後れしましたが、自分の作品を見つけたときは見劣りしていないことに安堵し感動しました。また、書道経験者の母と妹にも喜んでもらい誇らしく思いました。
 私は、小学3年生から書道を続けています。大好きな書道の魅力を、より多くの人に伝えるための活動にも力を入れています。一筆にかける思いを感じてみませんか。」
蘭亭序臨書
(画像クリックで拡大します)

【学芸員(実習生)の一口メモ】
 永和9年(353)に王羲之(おうぎし)が蘭亭にて曲水の宴を催したときに成った詩集の序文です。宴では、せせらぎに浮かべた杯が自分の前に流れ着くまでに詩を詠み、詩ができなければ大きな杯でお酒を飲みました。
 唐の太宗皇帝が蘭亭序を大変気に入り、精密に写した複製を作らせ、本物は墓に副葬させました。そのため、実物は現存しませんが、複製されたものは多数の中国の書家が臨書しています。その一つが下の写真で、唐代の書家、欧陽詢(おうようじゅん)の手になるものです。
 同じ文字でも擦れ具合や形など書き分けられている部分が多く見られます。本作品でも模しているのでぜひ見つけてください。
東博蘭亭序部分
(画像クリックで拡大します)
王羲之 蘭亭序(呉丙本)部分 東京国立博物館蔵

※今回の展示は、平成30年度に和歌山県立博物館が受け入れた博物館実習生5名が作成しました。

8/12(日)「博物館実習生によるミュージアムトーク」開催します!

暑い日が続いています。
さて、来週から、平成30年度博物館実習が始まります。
実習最終日には、
博物館実習生による、夏休み企画展の展示解説を行います。

◆ 「博物館実習生によるミュージアムトーク」
8月12日(日) 14:30~
(通常のミュージアムトーク終了後に行います)

5人の実習生が、それぞれの言葉で展示を解説してくれます。
きっと、新鮮で楽しい時間になると思います。

同じ日の10:00~12:00には、
◆「ホンモノの文化財にさわってみよう!」
というイベントも行います。
年に一度だけ、実際に文化財に触れることができる、
例年人気のイベントです。

どれも、夏休みの素敵な思い出になることと思います。
みなさま、ふるってご参加ください。

夏休み企画展「城下町和歌山を歩こう」は、現在好評開催中です。
詳しくは、次のリンクをご覧下さい。
https://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/joukamati_aruku/frameset.htm

みなさまのご来館をお待ちしております。

(学芸員 袴田舞)

「博物館でいきものめぐり」今週末まで開催中!

開催中の企画展「博物館でいきものめぐり」。おかげさまで好評です。

大人気の、長沢芦雪が描いたイタチや牛、可愛い犬がお出迎えします。
その他、江戸絵画ファンもびっくり、紀州のレアな画家の絵も勢揃いです。

詳細はこちらをご覧下さい↓↓
https://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/ikimonomeguri/frameset.htm

展示は今週末、7月8日(日)まで。
楽しい動物たちをお見逃しなく!

(学芸員 袴田)

特別展「やきもの新時代」今日17:00で終了です。

本当に早いもので、
特別展「紀伊徳川家 やきもの新時代」最後のイベントが終わりました。

本日のミュージアムトークには、会期中最高の、46人の方がご参加くださいました!

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(クリックで拡大します ※以下同じ)
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たくさんの方にお越しいただき、会期終了を迎えられるのも、
ご協力、ご来場いただいた皆さまのおかげです。
本当にありがとうございました。

春の特別展は今日で終わり、なんとも寂しいですが、
6月9日(土)からは、企画展「博物館でいきものめぐり」が始まります。
特別展では江戸時代から明治時代のやきものをご覧いただきましたが、
次の企画展では、同じ時代の絵画をご覧いただけます。
生きものがいっぱいで楽しい展覧会ですので、ぜひ、お楽しみに。

本日も、16:30まで入館可能です。
駆け込み大歓迎ですので、お近くを歩いていらっしゃるみなさま(!)、
ぜひ、博物館にお立ち寄りいただき、最終日の特別展をご覧ください!

(学芸員 袴田舞)

会期残り3日!特別展「やきもの新時代」

和歌山県立博物館、春の特別展「紀伊徳川家 やきもの新時代」も、会期終盤。
なんと、残すところ、あと3日となってしまいました……。
あっという間です。

今日は、会期中に開催されたイベントのご報告をしたいと思います。

◆4月28日(土)
2回目のミュージアムトーク。

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(クリックで拡大します。以下同様)

1回目のトークより少し多く、19名の方々がご参加くださいました。


◆5月4日(金)
3回目のミュージアムトーク。

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2回目のトークよりもさらに多く!35名の方々がご参加くださいました。


◆5月13日(日)
《国際博物館の日記念事業》として、講演会を開催。
梶山博史(かじやま・ひろふみ)氏(中之島香雪美術館学芸課長)にご講演いただきました。
「百花繚乱・紀州のやきもの―その魅力とルーツ」という題で、
藩窯・御用窯・御庭焼などの定義から丁寧にお話しいただき、
紀州のやきものが中国陶磁から受けた影響や、
土型の移動などについても、詳細に明らかにしてくださいました。
やきものへの愛と熱意が伝わってきて、感動です。

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0513koen2.jpg

なかでもエキサイティングだったのは、海を渡った紀州のやきもののお話。
アメリカやイギリス、フランスのミュージアムに、
たくさんの偕楽園焼(明治に輸出用として作られたという模倣品を含む?)や南紀男山焼の作品が
収蔵されていて、当地でのやきもののデザインにも影響を与えた可能性があるとのこと。
とても興味深く拝聴しました。

ご来場の皆さまにもお詳しい方が多く、質疑応答も盛り上がりました。
大変意義深い講演会となったのではないかと思います。
梶山先生、ありがとうございました。


◆5月20日(日)
「紀州のやきもの―御庭焼を中心に」というタイトルで20日に予定していた、
中村貞史(なかむら・ただし)氏の講演会。
中村先生は、元・和歌山県立紀伊風土記の丘館長で、
実は、和歌山県立博物館でもお勤めだった、私たち職員にとっての大先輩でもあります。

今回の特別展は、中村先生が2017年に上梓された、
『紀州陶磁器史研究』というご著書に導かれるところが非常に多く、
展覧会の事前調査でも、ずいぶんお世話になりました。

講演会前後に体調を崩され、その日は私が代理でスライドレクチャーをさせていただきました。
あたたかく受け入れてくださったご来場の皆さま、本当にありがとうございました。

0520.jpg

中村先生は、きっとまた博物館で、誰よりも詳しく、楽しいお話をお聞かせくださるはずと思っております。
会期中には、残念ながら中村先生のお話を伺えませんが、またの機会を願って!
ぜひ、『紀州陶磁器史研究』(清文堂)もご覧下さい!


◆5月27日(日)
「やきものアイディアブック―南紀男山焼No.1陶工・光川亭仙馬の下絵帖を覗く」と題し、
博物館講座を開催いたしました。

南紀男山焼の代表格であった、光川亭仙馬(こうせんてい【ひかるがわてい】・せんば)は、
陶磁器への絵付けを得意とした陶工です。
仙馬が絵の練習をしたり、アイディアを書き留めたりしたスケッチブックが残っており、
博物館講座ではその魅力的な内容を紹介しました。

0527kouza.jpg

江戸時代に流通していた版本の絵を写したり、
仏像やコイン、中国のやきものを写したり。
紀州の実際の風景を描いたものもありました。
反古紙に所狭しと絵を描いていて、
仙馬がいかに熱心に制作に向き合っていたかが伝わってくるようです。

展示中の仙馬の下絵帖はこちら。

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6月3日(日)までご覧いただけます!


以上、これまでのイベントのご報告でした。

会期中のイベントも、残すは、最終日6月3日(日)のミュージアムトークのみ。
開始時刻は13:30です。

お近くの皆さまもご遠方の皆さまも、どうぞふるってご参加ください!


(学芸員 袴田舞)











5月20日の特別展関連イベントの内容変更について(講師急病のため)

5月20日(日)に予定しておりました講演会「紀州のやきもの―御庭焼を中心に―」につきまして、講師の中村貞史氏の急病により、下記内容に変更して開催いたします。
お楽しみにしていただいておりました皆様には、心よりお詫び申し上げます。

スライドレクチャー「紀伊徳川家 やきもの新時代」 
担当:袴田舞(当館学芸員)
日時:平成30年5月20日(日) 13:30~15:00
会場:和歌山県立近代美術館〔博物館隣〕2階ホール
※申込不要・参加無料 

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