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企画展「真景図―旅する画家が見た風景―」開会しました!

昨日、企画展「真景図―旅する画家が見た風景―」がオープンしました!

真景図(しんけいず)は耳慣れない言葉かと思いますが、
読んで字のごとく、「真」(本当)の「景」(景色)を描いた「図」です。

旅が盛んになった江戸時代のなかごろに流行した絵で、
富士山や那智の滝など実在の場所を、
リアルに、ときにはあこがれの中国の絵に引き寄せて、描いています。

ところで、なぜ和歌山で真景図展を?
その理由は2つあります。

①大自然に恵まれた紀伊半島は、色々な画家が訪れて真景図を描いた地だから。
②真景図をたくさん描いたうえに著作もある真景図のキーパーソン、桑山玉洲(くわやまぎょくしゅう)さんが和歌山出身だから。

さらに、
和歌山県立博物館では、リニューアルのため休館中の、
滋賀県立近代美術館の所蔵品を一時お預りしているのです。
その中には、日本全国の風景を克明に描いた作品が含まれています。

これは、いま、和歌山県立博物館で真景図展をしなければなりません!

といういきさつで開いた展覧会。
本日は、第1回目のミュージアムトーク(展示解説)を行い、6人の方が参加してくださいました。

(写真はクリックで拡大します)

富岳図

玉洲さんが描いた富士山の絵。

那智滝図

同じく玉洲さんが描いた那智の滝の絵。

絵の中を歩いている人をみんなで探しながら、楽しくお話ししました。
小さ~~い人もしっかり見つけて教えてくれて、ありがとうございました!

次回のミュージアムトークは2週間後、9月15日(日)に行います。
時間は今回と同じく13:30からです。

みなさまのご来館をお待ちしております!


(学芸員 袴田)



マイミュージアムギャラリー第48回展示「風紋とわたし-青春の詰まった楽譜-」

和歌山県立博物館マイミュージアムギャラリー
第48回展示 「風紋とわたし-青春の詰まった楽譜-」
【出 陳 者】 藩 麗華
【展示期間】 令和元年8月10日(土)~9月29日(日)
【出陳資料】 楽譜帳 現代(21世紀)


【資料をめぐる思い出】
 「この楽譜は初めての定期演奏会で披露した「風紋」という曲です。私は何か楽器が演奏できるようになりたいと思い、中学で吹奏楽部に入部しました。そこでクラリネットと出会い、三年間続けました。
 一年生のときの定期演奏会は初めての大舞台でした。本来、楽譜に指揮者の指示を書き込むので、音階を書き込みません。しかし、初心者の私は楽譜が読めなかったので、この楽譜には音階と覚えにくい指使いをを書き込んでいます。三小節目と四小節目に書き込んでいる大・小とは指揮者の指示です。
 今でもこの楽譜を見ると、当時必死に練習していたことを思い出します。」
20190810使用分
(画像クリックで拡大します)

和歌山市役所市民ギャラリー「まもろう!地域の文化財-文化財盗難被害発生中-」(5/21~5/29)

和歌山市役所市民ギャラリー
「まもろう!地域の文化財-文化財盗難被害発生中-」


 5月21日(火)~29日(水)の会期で、和歌山市役所1階ロビーの市民ギャラリーで「まもろう!地域の文化財-文化財盗難被害発生中-」を開催しています(市文化振興課・県博共催)。
 和歌山県立博物館特別展「仏像と神像へのまなざし」(4/27~6/2)と連動して、仏像盗難被害等にの状況と対策について啓発する内容となっています。
 展示している実物資料は、2010年~2011年に和歌山県内で盗難被害を受け、犯人逮捕後に取り戻されながら、どこから盗まれたものかがわからず所蔵者不明のままとなっている仏像5体と仏具1点、そして博物館の調査で所蔵者の判明した香炉1点です。どうぞ特別展とあわせて、ご観覧下さい。
20190521市民ギャラリー
展示資料
・所蔵者不明の盗難被害資料
 阿弥陀如来坐像 1軀 室町~江戸時代 和歌山県立博物館保管
 愛染明王坐像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
 弁才天坐像 1軀 江戸時代 延宝6年(1678) 和歌山県立博物館保管
 天部形立像 1軀 江戸時代 和歌山県立博物館保管
 弘法大師坐像 1軀 江戸時代 享保19年(1734) 和歌山県立博物館保管
 伏鉦 1口 江戸時代 和歌山県立博物館保管
・所蔵者が判明した盗難被害資料
 香炉 1口 現代 昭和38年(1963)  
 →昨年、博物館の調査によって、かつらぎ町東谷地区の遍照寺から盗難被害を受けた資料であるこ
とが判明しました!

「お身代わり仏像」制作のための公開三次元計測のお知らせ(5月31日13:00~、於和歌山県博)

「お身代わり仏像」制作のための公開三次元計測のお知らせ

 和歌山県立博物館では、県立和歌山工業高等学校、和歌山大学教育学部の協力を得て、3Dプリンターを用いた文化財の精巧な複製を制作し、文化財の防犯対策・防災対策等への活用を図っています。高齢化や人口減少などの要因により、管理や保全が困難になっている地域の寺社等にある文化財を博物館等で保管し、信仰されてきた環境も従来通り維持するための取り組みとして、平成24年度から30年度までに、県内13か所の寺社に26体の「お身代わり仏像」を安置してきました。

 現在、和歌山工業高等学校産業デザイン科の生徒とともに、九度山町九度山に所在する槙尾山明神社の神像2体(高野明神立像・白鬚明神坐像)について、年内の奉納をめざして、お身代わり仏(神)像の制作に取り組んでいます。
 対象となる神像2体は、ただいま県立博物館で開催中の特別展「仏像と神像へのまなざし」(会期:4月27日~6月2日)にて出陳中であり、このうち未計測の「白鬚明神坐像」について、特別展会期中の5月31日(金)に博物館内において、公開三次元計測を行う運びとなりました。
 文化財の保護と継承にあたり、高校生らが地域の課題解消に取り組んでいるようすを、どうぞご自由にご見学ください。

開催日 令和元年(2019) 5月31日(金)
時 間 13:00~14:30(終了予定)
場 所 和歌山県立博物館 2階 学習室
参加者 県立和歌山工業高等学校の生徒・教員、九度山町・槙尾山明神社の関係者のみなさん
作業内容 
 神像を3Dスキャナーにて様々な方向から計測し、パソコンの画面上でデータをつないで3Dデータを作ります。和歌山工業高等学校の生徒がオペレーターを務めます。

槙尾山明神社白鬚明神坐像
今回計測する「白鬚明神坐像(しらひげみょうじんざぞう)」
像高18.6㎝の小さな神像です。
平安時代後期(12世紀)の造像。


明日から特別展「仏像と神像へのまなざし」が始まります!(企画展「国宝・古神宝の世界」は好評のうちに終了しました)

ゴールデンウィークも目前、初夏の陽気になってきました。

4月21日(日)をもって、企画展「国宝・古神宝の世界―熊野速玉大社の名宝―」は閉会いたしました。
おかげさまでたくさんの方々にご来場いただきました。
ありがとうございます!

最終日と、その一週間前におこなったミュージアムトークの様子はこちら。
(画像はクリックで拡大します)

◆第5回(4月13日)

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トーク開始!まずは「古神宝」とは何かのお話から。

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赤い箱は、太刀や弓をしまうための唐櫃です。

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冠や笏を見ています。

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文様が二重になる高度な技を使った絹織物。

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櫛やお歯黒用の筆などの化粧道具を、みんなで覗き込んで見ています。

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鏡(一番手前)や付け毛(一番奥)もありました。

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最後は、熊野速玉大社の古神宝を守ってきた大きな唐櫃です。
底が少し浮いているので風通しがよく、湿気から古神宝を守ることができました。

◆第6回(4月21日)

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丸い文様(浮線綾文)がちりばめられた布団。

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この企画展でいちおし、かつご来館の方々からも人気の高かった「金銀装鳥頸太刀」(きんぎんそうとりくびたち)。

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金銀の板を重ねて精巧に飾られています。

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柄の先についた鳥の頭が特徴的。

ご参加の方々とのコミュニケーションやアンケートから、
楽しんでトークにご参加いただけたことがわかり、本当に嬉しいです。
ありがとうございました!

古神宝は、しばしのお休みです。
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熊野速玉大社様はじめ皆様のご協力のおかげで、
無事展覧会を行うことができました。
この場を借りて、心より御礼申し上げます。

明日からは、特別展「仏像と神像へのまなざし―守り伝える人々のいとなみ―」が始まります。
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所狭しと並んだ仏像・神像は圧巻です!

古神宝展ではパネルでしかご覧いただけなかった熊野速玉大社のご神像も、
実物が展示されています。
5月4日(土・祝)には、当館の伊東史朗館長による、
「熊野速玉大社の神像とその周辺」という講演会も予定されています。

ゴールデンウィークのお出かけはぜひ、和歌山県立博物館にお越しください!


(学芸員 袴田)


「国宝・古神宝の世界」をお花見とあわせてどうぞ。

こんにちは。
和歌山城はお花見日和ですね。

企画展「国宝・古神宝の世界―熊野速玉大社の名宝―」には、
おかげさまで多くの方々にご来場いただいています。

会期はあと2週間、
会期中のイベント(ミュージアムトーク)も残す所あと2回となりました。

これまでのトークの様子です。
(画像はクリックで拡大します)

第1回(3月16日)
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初回からたくさんの方々がご参加くださいました。


第2回(3月24日)
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展示室内はこんなかんじ。


第3回(3月30日)
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みんなで手箱の中身をのぞいています。


第4回(4月7日)
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座って休憩しながらのご参加も大歓迎です!


次回のミュージアムトークは4月13日(土)13:30~(1時間程度)です。
桜が散る前にぜひ、お花見とあわせて和歌山県立博物館にお越しください。


(学芸員 袴田舞)

特別展「仏像と神像へのまなざし-守り伝える人々のいとなみ-」イベントお知らせ

2019春特別展ポスター

特別展「仏像と神像へのまなざし―守り伝える人々のいとなみ―」会期中のイベント
講演会(各回とも13:30~15:00、申込不要、会場:県立近代美術館(博物館となり)ホール)
 5月 4日(土・祝) 「熊野速玉大社の神像とその周辺」伊東史朗(館長)
 5月11日(土)   「仏像と神像へのまなざし」大河内智之(主査学芸員)
 5月25日(土)   「狙われる仏像-仏像盗難被害の現状と対策-」大河内智之(主査学芸員)
ミュージアムトーク(学芸員による展示解説、各回とも13:30から)
 4月28日(日)、5月19日(日)、6月2日(日)

和歌山県立博物館の研究機関指定について

 和歌山県立博物館では、県内に残された豊富な文化財を後世に伝えるため、和歌山県ゆかりの文化財及び博物館資料を積極的に収集・保管・調査・展示し、その成果を一般に普及するための事業を行っています。
 和歌山県立博物館設置及び管理条例第1条では「歴史及び美術に関する資料(以下「博物館資料」という。)を収集し、保管し、展示して公衆の観覧に供するとともに、これに関連する調査研究及び事業を行い、もって文化の向上に資するため、和歌山県立博物館(以下「博物館」という。)を設置する。」とあり、また第3条2項では「博物館資料に関する専門的な調査研究を行い、及び資料を刊行すること。」とあって、和歌山県の歴史や文化、文化財に関する調査研究の最前線として、歴代学芸員が不断の努力によって数多くの研究を行い、その成果は展覧会や『和歌山県立博物館研究紀要』をはじめとする発表媒体等にて積極的に発信してきたところです。
 こうした蓄積をもとにして、このたび文部科学省より、科学研究費補助金取扱規定第2条第1項第4号に規定する研究機関に指定されましたので、ご報告いたします(機関番号84704)。
 よりよい研究体制の構築と遂行による、さらなる成果の普及と活用に努めて参りたいと思います。

えっ、ぜんぶ国宝……!? 熊野速玉大社の「古神宝」を和歌山県立博物館で!

 和歌山県立博物館では、2019年3月9日(土)~4月21日(日)の期間中、企画展「国宝・古神宝の世界―熊野速玉大社の名宝―」を開催します。

 古の日本では、人知を超えた自然の力を神として畏れ敬ってきました。やがて神殿が用意され、神々が常にそこに住まうと考えられるようになると、その生活の道具として「神宝」を特別に作り、神殿に納めるようになりました。社殿や神宝が古くなると、神が新たな力を得てよみがえることができるように、社殿を建て替えたり、神宝を新しく作り直したりします。このとき新しい神宝とひきかえに神殿から下げられた古い神宝を「古神宝」と呼びます。
 熊野三山の一つとして古来信仰を集める熊野速玉大社(和歌山県新宮市)には、南北朝時代・明徳元年(1390)に天皇や足利義満らによって奉納された、およそ1000点の古神宝が伝わります。当時の工芸技術を結集した熊野速玉大社の古神宝は、平安時代以来の宮廷文化をうかがわせるとともに、奉納者や制作者の、神々に対する強い畏敬の念を感じさせます。
 神々に捧げられ、現在は国宝となっている古神宝類を通じて、古の人に思いをはせていただきたいと思います。

国宝・古神宝の世界

企画展「徳川治宝が生きた時代」開催中

1月26日(土)から
企画展「徳川治宝が生きた時代」を開催中です。
展示室はこんな感じです。

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3月3日(日)までです。
ぜひ、お越しください。





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